ブルジョワ向けの庭園住宅
グエル公園はガウディの大スポンサーでもあり、理解者でもあったグエル伯爵が計画した英国風の庭園式住宅地です。 @ 当時ガウディは今で言うゲーティッドコミュニティーのように、住宅地を外壁で囲みアクセスを管理できるよう考えていましたが、この時代のブルジョア向けの販売でしたが公共の交通手段がない上、敷地面積の6分の1しか建物が建てられないとか、勝手に木の伐採が出来ないなどいろいろな規制がありました。結局はグエル伯爵の家(今は学校)、ガウディの家(今はガウディ博物館)の他は1軒しか売れず、夢の宅地造成計画は1914年に断念することに。 @ 1922年にバルセロナ市役所が取得し、現在は市民の憩いの場になっています。1984年にはアントニ・ガウディ作品群として世界遺産に登録。近年バルセロナの観光地(サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、カサ・ミラなど)の入場料が高額になったため、無料だったグエル公園に観光客が集中。交通渋滞を引き起こし、近隣住人の生活に支障をきたすようになりました。そのため2013年10月から有料になり、時間で人数(30分ごとに400人)を制限しています。ただ、公園全体ではなく「Monumental Zone」と呼ばれているところが有料で以下が主だった見どころ。 |
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お菓子の家をイメージした、守衛の家
中央エントランスの両脇にあるのが、管理事務所(現在はショップ)と守衛の家。どちらもヘンデルとグレーテルのお菓子の家をイメージして建てられました。 見学ができる、左にある守衛の家は、定員30人と入場制限をしていていますが、ビデオを流してモデルニスモ時代やガウディ作品についての説明がされています。 |
エントランスから繋がる、45段の階段
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エントランスを入ると、目の前に飛び込んでくる大階段。この45段の階段は、非日常の世界へと誘う重要な舞台装置としての役割が与えられていました。 |
公園の守り神がお出迎え
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今やバルセロナのシンボルにもなっている大トカゲは公園の守り主。以前は上に乗って記念撮影もできましたが、今は警備員が飛んできますので、くれぐれもしないように。。 |
市場とギリシャ劇場
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市場。ガウディの建築で唯一、ギリシャ建築からインスピレーションを受けたドーリス式の86本の柱で天井を支えています。市場の上にあるのはタイルのモザイクで彩られたベンチのある「ギリシャ劇場」と呼ばれる場所。ここは、ギリシャの都市国家のように住民が集い様々なことを話し合うオープンスペースとしての役割とともに、砂を引きつめた広場は地下にある貯水槽へ雨水を送るためのろ過装置としての役割も担っていました。今はバルセロナの町が一望できる絶景ポイント。 | ![]() |
ロザリオの54個の球
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1881年にモ ンセラットの黒マリアがカタルーニャの守護聖母と宣言され、俄かに聖地巡礼の旅が流行りました。それに着想を得てエントランスから頂上まで の道を苦行の巡礼路として捉え「キリスト教の信仰」というテーマを表現。上の写真は「ロザリオの道」。礼拝に使われるロザリオの球54個を模した球体が置 かれています。 |
カルヴァリーの丘と眺望
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頂上のカルヴァリーの丘。 礼拝堂を立てる予定でしたが分譲住宅地計画が中止になったため、巨大文化時代の墳墓のような塚が作られました。ここからの見晴らしも素晴らしい。 |
アマチュア音楽家の路上ライブ
公園内のあちこちで路上ライブが行われ楽しませてくれます。特に週末はお勧め。 | ![]() |
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