海をイメージしたガウディ作品
1877年にEmilio Sala Cortésによって建てられた建物を、1903年から繊維業で財をなしたD.Josep Batlló i Casanovaが所有し、1904-1906年に改装を手掛けたのがガウディでした。長い間未公開だったのが、初めて公開されたのがガウディ生誕150年にあたる2002年のこと。2005年にアントニオ・ガウディ作品群の一つとして世界遺産に登録されました。 |
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造形アイデアはどこから?
ところで、この建物の造形には諸説があるのをご存じでしょうか? ①カタルーニャの聖人サンジョルディの伝説にちなんでドラゴンに見立てている説。石柱が骨、バルコニーが骸骨に見えるので「骨の家(Casa dels Ossos)」とも呼ばれドラゴンの犠牲になった人たちの骨を表しているとも。 ②屋根をアルルカンの帽子に見たて、バルコニーは仮面、ジュジョールの手に寄る様々な色の破砕タイルが祭りの紙吹雪を表しているとする謝肉祭説。 ③外側の外壁は海をイメージしている説。 @ 個人的には、陽を浴びてキラキラ光っているのがバルセロナの海にも通じるところがあり③の説を採用したいと思いますが、カサ・バトリョのHPで屋根にドラゴンが乗っているのを見ると①の説が有力なのでしょうか。 |
吹き抜けを見上げると、それはまさに海
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(内部)エントランスを入ると吹き抜けになっています。全体が同じ色に見えるよう、下から見上げると白色からだんだん上に上がるにつれて、濃い青色にタイル色を工夫しているのは有名。そして、明り採りの窓は上の階は小さく下の階になるほど大きくし日差しを取り入れる工夫がされています。 | |
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ブルジョワならではの特権意識の産物
バトリョ家のサロンとして使われた部屋。 グラシア通りを見渡す大きな窓は道行く人からの羨望の眼差しで見上げられていた場所です。その当時のブルジョア階級の特権意識が現れています。ただし、そう言う貧しい意識とは別に曲線を描いた窓は波を表し、上部の丸いステンドグラスはその飛沫を表現。まるで海の中を漂っている様で、現在の私達見る者に感動与えます。 |
伝統家屋とモデルニスモ建築の融合
ガウディのリフォームで新しく付け加えられた屋根裏は、使用人のためのスペースでもありますが、夏の暑さや冬の寒さなどの外気温の変化から建物を守るための温度調節の 役目を果たすためのスペースでもありました。これはカタルーニャの伝統家屋からインスピレーションを得たもの。 |
屋上の煙突にもこだわりのトレンカディス
ガウディらしく、屋上の煙突までこのこだりよう。砕いたタイルを使った、ガウディ建築お馴染みのの手法トレンカディスで装飾されています。 |