カタルーニャ音楽堂は世界遺産としては究極の粧飾美ですね!

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カタルーニャ音楽堂は世界遺産としては究極の装飾美





バルセロナのゴシック地区にある世界遺産『カタルーニャ音楽堂』は、繊細優美な装飾美が見事!20世紀初頭モデルニスモ芸術様式の最高傑作と言われ、今も毎晩クラシックコンサートが行われています。フラメンコやスパニッシュギター等、スペインならではの演目もあり、観光客にも大人気です。モデルニスモの究極美に包まれつつ、心地良い音楽に浸る至福のひとときを過ごしてみませんか?併設のカフェやレストランも素敵です。



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カタルーニャ音楽堂』の歴史と現在

写真:世界放浪異端児トシカズ 地図を見る


『カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)』は、カタルーニャ広場から西に向かって徒歩10分程度、旧市街・ゴシック地区にあります。

カタルーニャ音楽堂は、1908年、合唱団オルフェオ・カタランの本拠地として建設されました。その装飾美は、当時フランスで花開いた「アールヌーヴォー」のスペイン版「モデルニスモ」という芸術様式です。

この音楽堂の設計者は、モデルニスモを代表する建築家の一人、ドメネク・イ・モンタネール。当時ガウディ以上に名声を誇った人物です。この音楽堂は、モデルニスモの中で最も美しく、モンタネールの最高傑作と言われており、1997年には世界遺産にも登録されました。

そして、こちらの音楽堂は今だ現役、毎晩クラシックコンサートやフラメンコショーが行われ、多くの人に愛されています。




 

『カタルーニャ音楽堂』の究極の装飾美

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建物正面の有名作曲家の胸像や、彫刻家ミケル・ブライによるカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディ像(前段落の写真)も素晴らしいですが、何より見事なのはホール内部。

水の滴り落ちる様を模した天井のステンドグラスはどこまでも繊細優美、いたる所に小さな花々を散りばめ、余すところなく美しい装飾を施されたホールはただただ息を飲む美しさ、圧巻です。滴り落ちそうなステンドグラスやシャンデリアの傾きは、物質に“動き”を与え、見る者に躍動感、生命力を感じさせるための演出なのだそうです。

コンサートに行けば、モデルニスモの究極美と心地良い音楽、時には情熱の舞踏に魅了されて、心は別世界へ解き放たれること間違いなし!一生忘れられない思い出になりますよ。

ただし、コンサートは夜21:00~なので、外光が入ってきません。光差し込むホールも一目見たい方は、昼間の見学ツアーを申し込みましょう。
申込みは公式HP(下記【関連メモ】参照)から可能です。日本語はありませんが、英語のツアーがあります。



 

『カタルーニャ音楽堂』のコンサートはこんな感じ(写真撮影・服装等含む

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こちらの音楽堂のコンサートは、クラシックコンサートが主流ですが、フラメンコの日があったり、スパニッシュギターの日があったりと、観光客を意識したスペインらしいバリエーションに富んでいます。

中には、スパニッシュギター四重奏という演目なのに、開演後しばらくすると寸劇を交えたコント仕立ての演奏になり、会場は老若男女、手を叩いて大爆笑!楽器もスパニッシュギターにとどまらず、エレキギターが登場したり、オペラの歌も披露、果ては音楽堂のパイプオルガンまで演奏しちゃう、なんていう超楽しいコンサートもありますよ。

また演奏後には、出口に演奏者たちが並び、自分達のCDを売っている場合があります。CDを買った人は一緒に写真撮影してもらえるおまけつきだったりします。

因みに、日本人では、2011年秋のバルセロナ国際ジャズフェスティバルにて、坂本龍一氏がこちらで演奏を行いました。

■その他
・<服装>観光客が多いせいか、どちらかというとカジュアルな人が多いですが、折角とても素敵な音楽ホールなので、旅行に持って来た服の中では一番キレイ目の服で行きたいですね。

・<写真撮影>コンサート中は不可ですが、開演前後、休憩時間には可能です。最上階の客席まで上がると、天井の優美豪華なステンドグラスを含めホール全体を写真に収めることができます。

・<音>残響少な目、まっすぐ聞こえます。

・<幕間休憩>併設のバーやカフェでカバなどの飲み物を頂くのも粋ですね。




 

『カタルーニャ音楽堂』コンサートチケット・オンライン予約

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コンサートチケットは公式HP(英語有り・下記【関連メモ】参照)のオンライン予約(購入)ができます。約3ヶ月前から順次発売されます。席も選べますので、旅程が決まればお早目にチェックされることをお勧めします。その際、会場は「Concert Hall」であることを必ず確認してください。「Petit Palau」等他のホールのチケットも同時に表示されるのでご注意ください。

支払い後、指定したメールアドレスに送られてくるチケット予約の控えをプリントアウトし、当日、音楽堂のチケット窓口(写真)に持参します。控え及び支払いに使ったクレジットカードとパスポート(コピーでも可)を提示してチケットに交換してもらいます。

窓口が混むこともありますので、開演1時間前にはチケットを引き換えられることをお勧めします。また、予約していなくても、当日でも席が空いていれば申し込めますので、旅行中思い立ったら是非一度、窓口までお尋ねください。

 

世界遺産の中の素敵なカフェ・レストラン

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コンサート前にちょっと何かつまんでおきたい人は、チケット窓口近く、1階にある『Cafe Foyer』がお勧めです。外側は近代的なガラス張りの壁面となっていますが、中はさすが世界遺産、柱や天井、ガラス窓など、とっても素敵な雰囲気です。外にはテラス席があり、中も席数は多く、かなり広々としたカフェです。

またこちら、朝9時から夜中12時まで開いています。コンサートチケットの無い人やガイドツアーに参加していない人も利用可能ですので、雰囲気だけを味わいたいという方にもピッタリですよ。

メニューはドリンクだけではなく、朝11時までのExpress breakfast<日替わりサンドイッチとドリンクのセット>や、昼からの軽食メニュー<例:パスタ+ドリンク>もあります。お値段もリーズナブルです。ホテルの朝食が無い場合、こちらを利用するのもいいですね。

尚、こちら、広いフロアに対しスタッフが少な目なので、混雑時や時間に余裕がない時は、自分でカウンターまで買いに行くことをお勧めします。

他には、『Restaurant Mirador del Palau』というレストランもお勧めです。正面広場の階段を上がった所にあります。お値段も意外にリーズナブルで味も上々、何より「世界遺産でランチ」というプレミアム感がいいですね。

※詳しくは下記【関連メモ】公式HPをご参照ください。

 

まとめ・その他

バルセロナのゴシック地区にある『カタルーニャ音楽堂』は、19世紀末から花開いた「モデルニスモ」芸術様式(フランスで言う「アールヌーヴォー」)の最高傑作です。中でも、コンサートホールは圧巻。天井、壁や柱、余すところなく覆い尽くす繊細優美な装飾は、息を飲む美しさです。

昼間の見学ツアーもいいですが、折角の音楽堂なのでコンサートに行かれることをお勧めします。究極の美空間での美しい音楽・情熱の舞踏は、より一層、非日常の別世界へと心を解き放ってくれますよ。チケットは、公式HPからオンライン予約(購入)が可能です。併設の素敵なカフェやレストランもお勧めです。

■その他
周辺は、「カテドラル」「王の広場」「ピカソ美術館」等、徒歩圏内に見所が沢山ありますので観光には便利です。演奏会は21:00開演、終了時間はかなり遅くなりますので、ホテルは徒歩圏内に取っておかれると安心です。それではまた。


※世界放浪異端児トシカズがバルセロナ旧市街をバックパックしながら時おり喫茶店に入って「恋愛YouTubeマーケティング」で一気に50万円稼いだ話しを今だけ公開中。




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